院内搬送からホテルや飲食店での非対面配送まで、「Lanky Porter Box」の機能を活用シーン別に解説

院内搬送からホテルや飲食店での非対面配送まで、「Lanky Porter Box」の機能を活用シーン別に解説

キングソフトでは、業務効率化や人手不足の確保のため「Lanky」シリーズとしてAIロボットをご提案させていただいております。その中でも、今回はパスワードで開閉できる扉付き屋内・配膳ロボット「Lanky Porter Box」のご紹介をさせていただきます。

従来の飲食・小売店といった利用シーンに加えて病院や介護施設、ホテルなどセキュリティや衛生面で配慮が必要な現場で活用できるロボットです。

Lanky Porter Boxの機能

①スマートオートロック

一番の特長として、各収納コンテナはパスワードによるロックが可能です。セキュリティ性の高い配送に加えて、病院や介護施設での検体・薬剤、プライバシーに配慮しなければいけない個人情報などを安全に届けることが可能です。

②エレベーターでのフロア移動

Lanky Porter Boxはエレベーターでのフロア移動が可能なため、階をまたいでの物の配送・運搬が可能になります。例えば、検体や薬剤の病棟から検体室への搬送、ホテルやマンションでの利用の際は、各フロアを移動して飲食の配膳や物品の配送ができます。

※各エレベーターの機種と保守会社の確認が必要です

※別途エレベーターへのモジュール取付工事が必要となります

③自動充電・連続12時間巡行

Lanky Porter Boxの稼働時間は最長12時間で、バッテリー残量が少なくなると自動で充電ステーションに戻り充電を開始します。24時間体制で稼働する病院やホテルでの利用においても、充電切れの心配がなく安定した運用を実現します。

活用シーン

病院での検体・薬剤の安全な配送

院内で定時的に発生する検体や薬剤・医薬品の反復輸送をLanky Porter Boxが替わりに行ないます。各収納コンテナの扉の開錠は、パスワードによる「スマートオートロック」によって管理がされており、第三者により中身の取り違えや盗難を防止できます。個人情報を含む機密書類などもプライバシーに配慮した院内配送が可能です。

宿泊施設やマンションでの非対面サービス

早朝・深夜など時間帯問わずルームサービスやアメニティを迅速かつ非対面で客席にお届けします。Lanky Porter Boxは従来の配膳・輸送ロボットにはない機密性のある扉付きの構造になっているため、他のお客様の目に触れることなく搬送が可能です。

カラオケなどの飲食店でのワンランク上のおもてなし配送

トナー部分に扉がついているため、食事への埃や飛沫の侵入を防ぎながら衛生的にお料理を運んだり、中身の落下やこぼれも未然に防ぐことができます。また、料理や商品を迅速に届けることで顧客の待ち時間を大幅に短縮し、サービス満足度の向上につながります。

Lanky Porter Boxを提供する私たちの想い

Lanky Porter Boxが製造された背景として、中国のホテル文化があります。中国ではホテルに宿泊の際、フードデリバリーやルームサービスの利用頻度が日本より圧倒的に多く、多層階をまたいで客室に物を運ぶ頻度が高いとされています。これを日本の文化で例えると、カラオケの様に人目に触れず、個室に非対面でフードやドリンクが提供されるスタイルが利用イメージに近い状況です。従来の配膳ロボットの機能に加えて、扉付きの安心安全でセキュリティ性を担保した配送ができるのが、より日本のおもてなし文化にフィットしていると私たちは考えています。

また、Lanky Porter Boxは海外ではホテルでの需要だけでなく、病院での検体・薬剤の院内搬送としても利用ケースが増えています。日本でも医療従事者の人材不足や定時搬送などの単純作業をロボットに任せることで、人間が本来の業務に集中して行なうことができるよう医療現場の可能性を広げていきたいと考えています。